【Medium】でブログを書く理由

里 優裕(Ysuke Sato)
Sales Technology Lab
11 min readJan 8, 2017

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Source:SOFTPEDIA

以前はWordPressでドメインからサーバーをたてブログや会社のホームページをつくっていましたが、オウンドメディアを調べていくうちにMediumの存在を知り、2016年5月以降はずっとMediumでブログを書いています。

そもそも、Mediumという言葉ですが調べてみたら、media(メディア)はmedium(メディウム)の複数形とのことで、medium は、中間にあるもの、間に取り入って媒介するものという意味になります。

なぜMediumなのか?

世の中にたくさんのブログサイトがあるのに、なぜMediumなのか?と気になっている読者やブログユーザーの方も多いと思います。個人的にはエヴァン・ウィリアムズのビジョンの魅力に惹かれたことがあげられますが、以下の5つのことも起因しています。

  1. スタートアップ系の起業家が使っている。
  2. BloggerやTwitter創業者のエヴァン・ウィリアムズが作ったプラティッシャー(platform+publisher)。
  3. 著名人(オバマ氏やヒラリークリントン氏)が使っている。
  4. 月間2,500万人以上ものアクティブユーザーがいる。
  5. これまでにはない次世代のビジネスモデルを生み出す。

2015年4月にオバマ氏がMediumで投稿をしたことも話題となりました。2番目のVice President Bidenはアメリカ副大統領をつとめたジョー・バイデン氏です。アメリカ選挙戦で話題になったTed Cruz(テッド・クルーズ)もいます。

オバマ大統領は同日、Mediumへの投稿で、「わが国を強化するために利用できる技術が、中国やロシアのハッカーがわが国を攻撃する手段として使われる」とし、イランのハッカーによる米国の銀行への攻撃や、北朝鮮による(と米国が主張する)ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントへのサイバー攻撃を例に挙げた。出典:[Twitter創設者による新世代のブログサービス「Medium」とは]

エヴァン・ウィリアムズが掲げるビジョン

2015年4月30日のWIREDの記事にもありますが、エヴァン・ウィリアムズが目指したモデルは、「ウェブ上でよい文章を書くための美しくて使いやすいプラットフォームの構築」ということでした。

それからおよそ3年後、デジタルメディア業界の状況は混沌としている。FacebookやTwitterといったソーシャル上での配信が、検索やホームページに取って代わりつつある。パブリッシャーと広告主は、かつては彼らを区分していたファイアウォールを飛び越え、新しいタイプのコンテンツとマーケティングをつくり出そうとしている。CEOのウィリアムズが最も重視しているのは、書き手と読み手のための最高のツールをつくることである。出典:[Mediumをつくった男、エヴァン・ウィリアムズの7つの教訓 | WIRED]

プラティッシャー(platform+publisher)とは

「プラットフォーム=舞台」とコンテンツを集めた「パブリッシャー=出版社」を合わせた造語で、ウィリアムズ氏がMediumのようなハイブリッドなビジネスを説明する際に使う言葉だそうです。

先日2017年1月5日には、従業員の3分の1を広告の不調による理由で解雇したと発表がありました。

「我々がウェブ上で閲覧するコンテンツは、直接的あるいは間接的に企業が支払う広告料によって成り立っている。企業側は彼らの利益を追求し、効果測定を行ない、それにふさわしい報酬をメディアに与える。それが現実だ。そして、状況は悪化している」出典[次世代ブログ「Medium」がリストラ ツイッター共同創業者が発表 | Forbes]

Mediumで出来る機能5つ

  1. ブログ(シンプルに書く)
  2. パブリケーション(メディア)
  3. 会社ドメイン(ホームページ)
  4. IFTTT(IF This Then Thatの頭文字を取ったサービス。イフトと呼ぶ)
  5. Publishing API(どこからでも自由にストーリーを投稿できる)

1.ブログ(シンプルに書く)とは

普通にはてぶやWordPress、アメブロと言ったブログサービスと同じで簡単に裏側のプログラミングコードを気にせずにスラスラ書ける機能です。

Mediumの新規登録から投稿は「Medium のスタッフによる Medium ガイド」に詳細がありました。

以前に書いたブログ【未来のお金とは】お金の価値観と、過去から見る未来のお金の流れ!のサンプルです。

2.パブリケーション(メディア)とは

パブリケーションとは、記事を書いたりまとめたり、数名で編集管理ができる機能です。下図のように記事を色んなデザインでまとめ作成することが出来ます。

Medium のパブリケーションは共通のテーマないしは目的の下、一人一人の声が集まる特別な空間です。多種多様な声が一カ所に集中することでコミュニティが形成され、やがてはネットワークをも左右する力を秘めています。ワークフローはとても簡単です。ライター(編集者)と呼ばれる人がストーリーのドラフトをエディター(管理者)と呼ばれる人に投稿します。パブリケーションのエディターは対象のパブリケーションに掲載されるストーリーの最終意思決定権を持っており、単純に承認することはもちろん、誤字脱字をこまなくチェックし、プライベート・ノート機能を使ってメッセージをライターに残すこともできます。誰でもパブリケーションを開設することができ、開設したパブリケーションにエディターやライターを招待することもできます。出典:[パブリケーションを整備する – for Shirusu – Medium]

パブリケーションの開設は「New Publication」から作成が可能です。

3.会社ドメイン(ホームページ)

会社やメディアのホームページは、パブリケーションから独自のサイトを作成することができます。

今まではWordPressでホームページをつくっていましたが、2016年にWordPressからMediumのパブリケーションにドメインを移管しました。

実際、自分でお洒落なブログやホームページを作りたい場合は、【Mediumで独自ドメインを使ったホームページを作ってみよう】で解説記事を書いたので参考にしてみてください。

4.IFTTTとは

IFTTT=イフトとは、IF This Then Thatの頭文字を取ったサービスで、TwitterやFacebook、youtubeや天気、WordPressやEvernoteなどのWebサービスとの機能を結びつけて自動化するサービスのことです。

例えば、以下の自動化サービスがあります。

  1. Twitterで、ツイートしたらMediumに自動投稿する。
  2. お気に入り登録したツイートをEvernoteに保存する。
  3. youtubeで気になった動画をMediumに自動投稿する。
  4. WordPressに投稿した記事をMediumに自動投稿する。
  5. Instagramでシェアした写真をDropboxに保存やMediumに自動投稿する。
  6. レートや天気をSNSへ自動的に通知する。
  7. GPS機能と連携して帰宅したら音楽を流す。

これらを総称して、「レシピ」と呼びます。レシピは色んな掛け合わせができるので自分の気になったものを探してみるのも良いです。

5.Publishing APIとは

簡単に言うと、マークダウンのエディターツールが使えるということなのですが、「Ulysses」(ユリシーズ)というツールが人気です。

MediumのPublishing APIを使えば、どこからでも自由にMediumにストーリーを投稿できます。つまり、誰かにあなたのファンになってもらう場としてMediumを使うのが、すごく簡単になったということです。“Ulysses:上品な仕上がり、けれど機能は盛りだくさん。それがUlyssesというテキストエディタです。ワープロ、作業机、書斎、図書館、出版プロダクション、文章作成のトレーナーと、1つのアプリケーションが6つもの役割を果たしてくれます。その便利さゆえに愛用者も多く、ジャーナリスト、ブロガー、コピーライター、小説家、劇作家、ノンフィクション作家、研究者など、世界中で様々な人たちに使われています。”出典:[MediumのPublishing API]

まとめ

デザインセンスが無くてもお洒落にストレスなく書ける。自分だけのオウンドメディアや、複数で管理するメディアが作れる。

既に、Mediumではマネタイズ(収益化)に向けたプログラムもはじまっており、今後の成長がとても楽しみなサービスです。マネタイズについては、モリジュンヤさんの記事にある「Mediumで収益化に向けたベータ版プログラムがスタート」が詳しいです。

“紹介されている収益化手段は大きく3つ。「広告」、「クリエイティブ・パートナーシップ」「メンバーサポートを受けてのパブリッシング」です。基本的に、これらの収益化手段は承認されたPublicationsのみ提供されます。”1.Advertising
2.Creative partnerships
3.Member-supported publishing
出典:[Mediumで収益化に向けたベータ版プログラムがスタート]

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2018年3月27日に「【初心者入門】プログラミングを学んで感じたおすすめプログラミング学習サイト」について書きました。

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